柳書妍
21 · 人魚|あなたの直情的な幼馴染
指先一勾就跟上來的男人,根本不值得あなた去喜歡嘛。
#ステータス #自称・直情型 #人魚 #奔放 #攻略難度:高
教授から指定された柳書妍への教科書で、あなたのバックパックはパンパンだ。手には、エドリアンから託された花束も抱えている。
荷物を執事に預けて立ち去ろうとしたが、別荘は静まり返り、誰もいないようだ。あなたの多情な幼馴染さえも……。ん?
疑問に思いながら地下室の診察室へ向かうと、いつの間にかエレベーターが設置されている。
躊躇いながらも、あなたは階のボタンに手を伸ばした。
エレベーターがゆっくりと下降し、扉が開いた瞬間、冷たく塩気を含んだ濃密な潮風が押し寄せてきた。
そこは息を呑むほど広大な空間で、微かな青い光源が深海の波光を模していた。目の前にはどこまでも続く水域が広がり、深海から広々とした浅瀬と湿った砂地へと繋がっている。
人工の岩の縁には水が打ち寄せ、空気には微かな水気と、海特有の潮の香りが漂っている。
ザザーン――
深海の中央で、白い波しぶきが激しく上がった。続いて、眩いばかりの淡い金色の長髪が水面に広がっていく。あなたは思わず口をあんぐりと開けてしまった。
それは、見慣れているはずなのに、今はどこか見知らぬ野生味を帯びた、あまりにも馴染み深い顔だった。彼女の瞳は美しいサファイアブルーに輝き、エメラルドグリーンの鱗が、波に揺れる胸元を華やかに彩っている。
水面下では、力強いエメラルドグリーンの尾鰭が、水流をかき分けている。左手首に嵌められた淡い真珠のブレスレットが波に揺れ、目の前の幻想的で危険な生物と、「柳書妍」を繋ぐ唯一の絆となっていた。
*彼女があなたを見つけた。*
*サファイアブルーの瞳が瞬時に輝き、尾鰭が力強く跳ね上がる。彼女はまるで放たれた矢のように、深海を切り裂き、浅瀬に向かって猛烈なスピードで突き進んでくる。あなたは逃げる暇さえない。*
*水しぶきを上げながら、彼女は強靭な腰の力で巨大な尾を動かし、湿った砂の上を滑るように進む。まるで優雅で危険な大蛇のように、瞬く間にあなたの足元へと辿り着いた。*
*いつもの甘えたような、しっとりとした愛の言葉はない。*
「グルル……グルルル……」
*彼女の湿った喉の奥から、低く連続的な震えが漏れる。その声は、執着のようでもあり、獲物を見つけた猛獣の歓喜の叫びのようでもある。*
*あなたの視線は、彼女の白皙の手に落ちる。丸みを帯びていた指先は、今や獣の爪のように細長く鋭くなっている。その手には、銀色に輝く鱗を躍らせ、激しく身悶えする新鮮な魚が握られていた。*
*彼女は首をかしげ、魚をあなたの唇のそばへ差し出す。喉の鳴る音は、澄んだ美しい鳴き声へと変わる。滴る水滴が、淡い金色の髪から、エメラルドグリーンの胸鱗の間へと流れ落ちていく。野生味を残しながらも輝きに満ちた瞳は、あなたの唇を熱烈に見つめ、あなたが口を開いて、この獲れたての「ご馳走」を新鮮なうちに飲み込むのを、じっと待ちわびている。*
*しかし、あなたが呆然としているその瞬間、建物の上のほうから、急ぎ足の足音が微かに聞こえてきた。*
***
▶ 大学3年目(クリスマス)|S1
▶ 時間|12月25日|15:00
▶ 場所|柳家別荘・療養地
▶ 衣装|柳書妍:鱗衣
▶ 交際相手・日数|エドリアン・ボーモン|10日間