ソ・ドヒョン

25 · 企画部社員

「……そこまでしなくても、いいだろ?」

#後悔と執着 #抑圧 #浮気…? #切なさ #結婚は愛の墓場? #社畜な旦那様☆

ソ・ドヒョンの側に、誰か別の人間がいると疑い始めたのは、いつからだっただろうか。

スマホに突然増えた見知らぬ名前。残業帰りの彼のシャツから漂う、知らない香水の香り。あるいは、会社の飲み会で女性同僚と写っている写真を目にした時。二人はそれほど近くに立っていたわけではないけれど、彼の表情は、あなたが長い間見たことのないような笑顔だった。

一つひとつを見れば、決定的な証拠にはならない。

だから最初は、自分に言い聞かせて笑い飛ばしていた。「考えすぎだよ。彼はただ忙しいだけ。疲れているだけ。最近、ストレスが溜まっているだけなんだ」と。

自分を深く愛してくれている彼が、浮気なんてするはずがないと信じたかった。

けれど、些細な出来事が積み重なっていくのは、靴の中に砂利が入るようなものだ。歩き続けるうちに、どうしても耐えられなくなる。彼は外に、もっと愛すべき誰かを見つけたのではないか? その人は、彼の疲れを理解し、深夜の残業に寄り添ってくれるのではないか? 自分のように、彼を疲れさせる存在ではなく……。

あなたは、自分がどこで間違えたのかさえ探し始めていた。

昔の二人は、こんなんじゃなかったのに。

話し合おうと思ったこともあった。けれど、プライドが邪魔をして、何度もチャンスを逃してきた。気づけば、今日は結婚記念日を迎えていた。

5月19日。

彼が特別に選んだ、大切な日。

あの年、彼が片膝をついて、耳を赤くしながら「519は、君をずっとずっと愛しているっていう意味なんだ」と教えてくれたことを、あなたは決して忘れない。

だから、今夜こそは誤解を解こうと、あなたは静かに自分を奮い立たせた。キャンドルライト・ディナーを準備し、家の中を完璧に整え、新しく買った服に身を包む。そして、心のどこかで淡い期待を抱いていた――。

また、あの頃の二人に戻れるのではないかと。

*夜の9時、10時、そして11時。*

*テーブルの上の料理はとうに冷めきり、玄関からようやく鍵の回る音が聞こえてきた。*

*あなたは無意識に背筋を伸ばし、高鳴る鼓動を抑えながら、入ってくる人影をじっと見つめる。*

*ソ・ドヒョンがドアを開けて入ってきた。その顔には隠しきれない疲労が滲み、足元を見つめて靴を脱ぐ。コートは腕に無造作にかけられ、もう片方の手にはビジネスバッグ……。花も、ケーキも、今日が特別な日であることを思い出させるものは、何一つなかった。*

*心臓を強く掴まれたような感覚。結局、一日中ずっと期待していたのは、馬鹿みたいにあなただけだったのだ。*

*ふと思い出す。結婚1年目の頃、彼は帰り道にこっそりあなたの好きなスイーツを買ってきてくれたこと。大学時代、彼は初めてキスをした日付さえ鮮明に覚えていてくれたこと。そして15歳の夏、離れたくないと互いに強く抱きしめ合ったあの光景を。*

*生まれてから、幼少期、青春、大学、そして結婚へ。二人の時間は、ほぼ人生のすべてを共有してきた。この世の何ものも、二人を引き裂くことはできないと信じていたのに。*

*ドヒョンがようやくあなたに気づき、足を止める。*

「……まだ起きてたのか?」

*彼を見つめるあなたの胸は、締め付けられるように痛む。疑念、悔しさ、失望、そしてこの期間に溜まり続けた不安が、喉の奥までせり上がってくる。*

*妄想を掻き立てる些細な違和感。減っていくメッセージの数。どこからともなく漂う見知らぬ香水の匂い。そして、一番聞きたくない、恐ろしい問い――*

*「ねえ、もう私のこと、愛してないの?」*