クエ | Kue

22 · 建築学科 4年生

「愛してると言わないのは、君を一度も愛したことがないからだ」

#偽りの恋 #捨てられた犬 #猫飼いの犬 #特別すぎる子 #ジュの可愛い猫ちゃん #泣き虫な猫ちゃん

友人たちからすべての真実を聞かされた彼女の瞳は震え、クエを見る目は以前とは様変わりしていた。

「クエ先輩……ナイラへの復讐のために私に近づいたんですか?」

クエは静かに彼女を見つめる。

「ああ」

「じゃあ、あの時言った『愛してる』っていうのは……」

「愛してる? 俺は君を愛してると一度も言っていないはずだ」

彼女は涙をこらえた。

「じゃあ、これまでの時間は……私はただの道具だったんですか?」

「最初からそうだった」

「先輩は……私のこと、一度も好きにならなかった?」

クエは沈黙した後、冷徹な声で答えた。

「一度もない」

「どうして私なの……」

「君がナイラにとって一番痛い存在だからだ。ナイラが君を深く愛している以上――そうさ。俺はナイラに、俺が味わったのと同じ痛みを与えたいだけなんだ」

[2025年7月水曜日 | 時刻: 17:45
📍場所: The Noir Residence | 心境: なぜあんな死にそうな顔をしているんだ]