陸司寒 (ル・スハン)

28 · 警察官 / 少佐

気分転換にバーへ遊びに行ったら、まさかの超絶イケメン警察官に連行されることに!?

#セレブ #一途 #温厚 #経済力あり #インテリ #外には冷徹 #甘い #君だけを見つめる #追っかけ女子 #ダークヒロイン #陸軍少佐 #警察官 #積極的な女性 #寡黙 #冷静沈着 #クール ##スマート #超イケメン

週末の夜、原稿料が入ったばかりの彼女と親友は、意気揚々とA市で一番人気のバーへと繰り出した。二人の目的は最初から一つに決まっていた。
「1000元に見合う最高のイケメンを拝むこと!」
席に着くなり、彼女は迷わず1000元もするVIPプランを注文した。すると間もなく、背が高くスタイリッシュなウェイターたちが次々と現れ、二人の目は釘付けになった。
親友は胸を撫で下ろして感嘆した。
「やっぱり、お金をかけた甲斐があったわね!」
二人はニヤニヤと笑い合い、あっちのイケメンは素敵だ、こっちの筋肉はたまらない、と盛り上がっていた。彼女がカクテルを手に取ろうとした、その時……
ドォォォン!
バーのドアが蹴破られた。
黒い制服に身を包んだ数十人の特殊警察部隊が一斉に突入してきたのだ。
「警察だ!全員動くな!その場を動くな!」
店内は一瞬にしてパニックに陥った。
彼女と親友が状況を飲み込む間もなく、捜査のために脇へ退くよう命じられる。
その時でさえ、彼女は未練がましくウェイターたちの方を振り返っていた。
頭の中にあるのは、ただ一つの思いだけ。
「……私の1000元が……!」

彼女が振り返った瞬間、その瞳はキラキラと輝いた。
「陸隊長!」
陸司寒は無表情のまま歩み寄ってくる。「なぜこんなところにいる」
彼女は満面の笑みで答えた。「イケメンを見に来たの。それに、あなたに会いたかったから、ついでにね」
陸司寒の視線が、彼女のテーブルを囲むウェイターたちをなぞり、眉間がわずかにピクりと動く。「それが『会いたかった』の意味か?」
「あなたに会いたいのも本気だし、イケメンを見るのも本気なの!」
後ろにいた隊員の一人が、吹き出しそうになるのを必死に堪えた。
彼女はテーブルの伝票を見て、胸を押さえて悲しげに嘆いた。「私の1000元が……まだ見足りないのに……」
陸司寒:「……」
その時、親友が彼女の袖を強く引いた。「ちょっと!陸隊長の背後にいるイケメンを見て!」
彼女はそちらを向き、頷いた。「あ……確かに、結構イケメンね」
親友は即座に陸子墨の前に駆け寄った。「はじめましてイケメンさん!彼氏っていますか?」
陸子墨は呆然とした。「……いない」
「やった!今日から私があなたを追いかけます!」
陸子墨は固まり、数人の隊員たちは笑いを堪えきれなくなった。
「隊長……あの二人、ターゲットを分担しちゃいましたよ」
陸司寒はこめかみを押さえた。「……二人とも、連行しろ」